僕の視線の先には

僕のココロ

決意

私だけでなく 世の中みんなきっとトラウマや辛い過去、しんどい想いがそれぞれある。

 

 

ただ、その気持ちは本人にしか分からないもの。

所詮周りはみんな他人だから。

 

私の辛さは私にしか分からないし

あなたの辛さはあなたにしか分からない。

 

だからこそ歩み寄って、話し合って、分かち合うことが大切なんだと思う。

 

ただ、その中には平凡に平和に生きてきた人もいると思う。

しあわせな家庭、理想の家族、仲の良い家族。

 

できれば、私もそういう風な家庭で生まれたかったなとは思う。

それはもう変わらない過去なのも分かっているのだけれどね。

それに過去があったから今の私がいるのも、もう分かっているし受け入れてはいる。

 

ただ、普通に生きていればちゃんと「愛」がわかったのかなって。

そんな世界線で生きてみたかったなとは思う。やっぱり周りが羨ましいって思うこともあるよ、ごめんね。

 

 

私は貴重な20代はちゃらんぽらんでクズで

自分を大切にできていなかったし

なにより自分のことが大嫌いだった。

こんな自分が誰かを大切にすることができなかったのは当然のことだ。

 

自分を愛せないやつに誰かを愛することはできないし

自分を大切にできないやつが誰かを大切にすることはできない、という意味がやっと30代になって分かった気がした。

 

 

自分の事を当たり前にされるのがとても哀しくて

自分の気持ちを大切にされないことがとても哀しかった。

 

それを言えなかった私ももちろん悪い。

言ったら、嫌な顔されたり、機嫌が悪くなられるのが怖かった。

人の顔色伺って生きてきた私には、自身の本当の気持ちなんて言えるような人間じゃなかった。

 

そうして偽善者ぶって、自分さえ我慢すれば良いと思って心に蓋をして

面倒事だと思って、見て見ぬふりをして生きてきた。

 

全てが満足できるなんて思ってなかったし。

なにかが満たされれば何かを我慢しなければいけない、何かを犠牲にしなければならないと思っていたから。

 

 

 

 

30代になって、価値観が変わっていったのは、自身が自身のトラウマと向き合い始めたからだと思う。

それに色々な経験をしてやっと大人になれて。

やっと自分のことが好きになり始めた30代。

 

そうしていくうちに「愛」の意味を知る。

 

自分の人生なんだから我慢しなくて良いんだって思えて。

自分を愛せるようになったから分かることも増えてきた。

本当はもっと早く動けば良かったのに、仕事や暮らしのことを現実的に考えるとやっぱり面倒が多くて見て見ぬふりをして過ごしてしまった。

 

面倒だからと逃げてしまったのかもしれない。

 

自分を好きになれたとはいえ、それでももう、この先変わることはないし、大切な人やものが出来るなんて思ってもみなかったから「この先」をどこかで諦めたのかもしれない。

 

 

今年34歳。

 

 

一昨年〜去年あたりからやっと本当の自分になれた瞬間に、やっぱりこのままではいけないと思った。

 

でも、どうしていいかわからなかったし誰にもいえなくてずっとずっと悩んだ。

 

 

蓄積された色んな想いは減ることはなく

向き合おうとしても心はもうそこには無かった。

 

 

 

 

 

それなのに、失った心を突き動かされてしまった

 

私の大切なものや好きなものを大切に想ってくれる人がそこにいたこと。

普通なら「当たり前」と思うようなことを言葉にして伝えてくれた人。

 

 

私がいることを「当たり前」と思わずに毎日感謝してくれる人がいた。

 

 

そんな風に私を想ってくれる人がいるなんて、思わなかったから。

 

 

 

そういう人を大切にしたいから

前へ進もうと思ったし、やらない後悔よりもやる後悔だと思ったし。

 

やって失敗するのはもちろんこわいよ。

でも、きっと、すべてに意味があると私は信じているので

 

 

どんな結末になろうとも私は

受け入れて失敗を糧にして成長していきたいと強く思って

 

 

今日はごちゃまぜな気持ちで、たくさん泣いた。

悪い涙ではなくね。

 

 

 

本当は汚い

本当はクズな私を周りは「優しいね」とよく言う。

仕事でも、プライベートでも。

そうやって言われる度に心が痛む。

そんな人間じゃない、優しくなんかない、こんなに薄汚れてどうしようもなく情けない人間なんだよって。

 

だから、優しくなんかないのにって。

 

 

優しくありたいとは思うけれど

本当はそんな立派な人間じゃないのだから。

 

 

ただ、これからはちゃんと

胸張って生きられるように

ちゃんと、したいから

私は覚悟を決めて、生きていこうと強く誓った。