久しぶりにブログなどを書こうと思ったのは、昨日の事を文字にしたかったから。
Syrup16gのライヴに行ってきました。
中学生のときに知ったバンド。
中学生ってバカやってたり楽しかった記憶がほとんどなんだけれど、まさに思春期で色々と人格が生成されていく年代は色々と子どもと大人の狭間でぐちゃぐちゃに心を悩ませることもあり。
自殺願望凄かったんですよね。
手首切ったり、なんなりして安心してた。(今はそういうことは一切ないのでご安心を)
そんな時に出会ったのがSyrup16g。
暗い歌詞なのに、どこが安堵感がすごい。心地の良いサウンド。不眠症のお供みたいな。
あー。死にたいって思ってもいいんだ。
別に手首切ったって良いんだ。
って、否定されなかったことが嬉しくて、下手くそにでも生きて良いんだって。彼らの音楽に触れて心が楽になった瞬間でした。そこから死にたい欲も自傷行為も自然と減っていきました。
お小遣いを溜めて、友達と2枚のアルバムを買いあって貸しあって、なんて青春を思い出したり。
でも、1回解散しちゃったんですよね。
それから離れてしまって、聴かなくなってしまったのだけれど、社会人になってやっぱり死にたいくらい辛いことなんてたくさんあって。
そんな時にちょこちょこ、昔のSyrupの曲を聞いていました。
再結成されたときは嬉しかったけれど、そのときの曲は全然聞けなかった。
たぶん、大人になって、吸収できなかったんだと思うし、心のスピードについていけなかったんですよね。
そんなこんなで、まあなんとなく過ごしてた日常。Syrupが札幌にくるというのを目にした。しかもHELL-SEE再現ツアー。
私が彼らの曲を最初に聞いたのはHELL-SEEのアルバムだったんです。
行くか悩んだけど勢いでチケット買ってね。
2023.6.22 札幌 ペニーレーン
1.イエロウ
最初の入りのギターに一目惚れした曲。かっこいいのに歌詞がやる気なくてもうときめいたのを覚えてる。
予定調和に愛を 破壊に罰を
誹謗中傷に愛を 仕事しようよ
って歌詞、中学生のくせに惹かれたんだよね、当時(笑)
あと2番のね、スキルが無いから好きにしたい〜の部分死ぬほど好き。
誤解が過ぎたら後悔したいとかね。天才かいな。
2.不眠症
当時はノリの良いハードロックな曲が大好きで、静かな曲はあまり聴いてなかったんですよね。でも歳を重ねて聞く不眠症はなんだか味があった。噛めば噛むほど良いみたいな。空っぽのまんまで生きてるけど心地よいメロディに満たされて不眠の不安感を拭うような、なんとも言えないギターサウンドにときめいてしまった。
3.HELL-SEE
なんとも言えない歌詞と、どこか遠くにいるかのような曲調に脳が痺れる。
言葉にできないが、脳が麻痺してクラクラした。
4.末期症状
いやー!もうギターサウンドだけで盛り上がってましたね。熱気が急に凄かった気がする。
もうくだらねえつまらねえわかんねえよ
の五十嵐さんバリバリかっこよくてですね、語彙力失う。
サビの盛り上がりが印象的でした。
5.ローラーメット
レトロなギターサウンドが印象的なのに、歌詞と世界観が良い感じに狂ってて好きです。 アホ面だ〜ヅラ〜
6.I’m劣性
はいキタ!もうギターの入りからもうぶち上がりでした。
五十嵐さんの力強い声が五感に響いてきて体が喜んでた。
ファンの皆様も思い思いに拳を上げたりリズムに乗ったり、それぞれ音楽を楽しんでて会場が一体化した感覚でした。
7.(This is not just)Song for me
爆裂に泣いた。実は個人的に今回のツアーでめちゃくちゃ楽しみにしてた曲のひとつ。
優しくて繊細すぎるメロディが心に染みて、気付いたら涙が止まらなくて、何か込み上げるものがありました。
あんなに熱く泥臭く、まっすぐな五十嵐さんの声が一気に優しくて、触れたら壊れそうなくらい優しいから。涙が止まらないんだ。
8.月になって
中学生の頃はこの曲の深みを理解してなかったのだけれど、大人になって聞くと複雑な感情が絡まりあった。
そばにいるのに遠くて、掴めそうで届かない、永遠に。この想いは一生続くんだろうな。優しくて切なくて、寂しくて、暖かかった。
9.ex.人間
必死こいて人間です。
待ってる人がいてそれだけでもう充分です。とか。
愛されたいだけとか遠くて人が死んでも気にしないとか
人間みがあって汚れてる部分が最高に気持ちよくてなんともいえない。
10.正常
使えないものは排除ってすごいよね
もうずいぶん昔の曲なのに、今の時代を歌っているかのような。
サビの独特なメロディが癖になる。
ここで1度心がリセットされるような感覚になりながら生演奏をしっかり耳で感じた。
色々なストーリーがそこにはあって、人それぞれの正常があって。
でもおわり。
11.もったいない
やる気のないスタートから、静かなサウンドに触れ、優しさと繊細さに心が洗われたあとにまた人間の汚さとか愚かさとか冷たさとかぐちゃぐちゃな感情を抱いてリセットされたあとの、この静かなサウンドなのに目が覚めるような感覚。
12.Everseen
からの、この爽快なギター音に更に目が覚めた。
会場のボルテージが上がるのを間違いなく感じる瞬間。
五十嵐さんのかき鳴らすギター、ベースの重低音、力強いドラムがリセットされた身体に響き渡った。
生き返るような感覚だった。
13.シーツ
散々熱くなった後のシーツ。
痛み堪えて痛み殺したって歌詞がグサリと心に突き刺さる。
それなのに心地よくて、夢を見ているかのような感覚が体を巡っていく。
14.吐く血
シーツの後のこのタイトルすごいよね(語彙力)
ポップなギターサウンドなのに歌詞が衝撃的なところが魅力的だと思う。
「貴方は私と似ているね」のフレーズは、間違いなく会場にいた全員が感じたであろう。吐く血の女が言う言葉のひとつひとつが重くて心にスっと入ってくる。
15.パレード
長いようで短い旅の終わり。
穏やかに眠れそうな、そんな最期が見えてくる。
幸せなまま眠って、このまま二度と目が覚めなければ良いのにって
体の感覚がクリアになっていくような、そんなメロディ。
というわけで、もはやレポというかただの曲の感想みたいになってしまった。
自己満足なので許して下さい(笑)
今回のツアーのレポも、セトリも一切見ないで挑んだライヴだったので
こんなアルバム通りだとは思わなくてびっくりしました。
HELL-SEEのアルバムから数曲抜粋して、あとは新曲多いのかなと勝手に思っていたので…こんなにも再現するとは思わなかったのよ。
そりゃね、泣くよな。
友人に言ったらニヤニヤしながらLINEきました。ありがとう友人よ。
とりあえず長くなるのでアンコールはまた別記事に書こうと思います。
長年放置してたブログを書くなんて
Syrupへの熱いと想いって、すごいなって自分でもびっくりしている。
離れてても、根本的に好きだし根付いてるんだなって改めて実感しました。
ブログ、楽しいな。
また書けるときに書いて行けたら良いと思う。
まあ、語彙力がないのが残念なのだけれど。
それでは。明日も生きていこう。